男性ホルモン(アンドロゲン)で身も心も元気になる!

メンタル
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40歳過ぎたあたりから、なんとなく気分が憂鬱になったり。。。いまいちやる気が出なかったり。。。疲れやすくなったり。。。

などという実感がないでしょうか?

私は時々あります。

 

筋トレやアンチエイジングに取り組み始めてから肉体的な衰えや、やる気の減少の進行はかなり止めることが出来ていますが、なんとなく気持ちが憂鬱になったりというのは今でもたまにありますね。

そこで、その原因を突き止めようと色々と調べてみたところ、「アンドロゲン」(男性ホルモン)の影響が大きいことがわかりました。

40代からの心や体の疲れは「加齢によるアンドロゲンの減少」が大きな原因となっているそうなのです。

そして、これが「LOH症候群」と呼ばれる現象を引き起こしてしまっているようです。

LOH症候群とは?

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LOH症候群(late onset hypogonadism syndrome)とは、アンドロゲンの中でも9割以上を占め、主に筋肉や骨格の形成に作用する「テストステロン」というホルモンの分泌が加齢により減少することにより、無気力、集中力の低下、不安感、、性力低下、イライラ、ED、不眠症 などという「男性更年期障害」と言われる症状が現れる事です。

更にアンドロゲンの分泌の減少がさらに進むと、動脈硬化、メタボリックシンドローム、骨粗しょう症、認知症などになりやすくなり、高血圧・脂質異常症・糖尿病・肥満という悪くすると命を脅かす生活習慣病のリスクも増えてしまうという事ですから怖いですね。

この男性ホルモンとそれに含まれるテストステロンの分泌は、20代をピークに加齢とともに減少していってしまうのです。

40歳過ぎ頃から男性更年期障害の症状が現れるのはこのためで、自然の摂理なのである程度仕方がない面もありますが、テストステロンの分泌の減少には個人差があって、70代でも30代並みのテストステロン値を維持している方もいれば、30代でも高齢者並みに減少してしまっている方もいるのです。

40歳どころか60歳、70歳になってもものすごく元気で精(性)力も欲望もバリバリな方もいらっしゃいますよね。(笑)

このようにテストステロンの減少の個人差は生まれつきの体質的な要素もありますが、生活環境によっても大きく影響を受けています。

つまり私達も努力や生活の見直しによって、アンドロゲン(テストステロン)の減少を食い止めることが可能なのだという事です。

ここからは若さとやる気の源である、男性ホルモン(テストステロン)をガンガン上げて行く方法をご紹介します。

 

男性ホルモンが増えると禿げる?

男性ホルモン値を上げれば、LOHの症候群を防ぎ、心身共に若々しくエネルギッシュでいられる事は分かりましたが、その前に、男性ホルモンが多いと禿げてしまうのではないかと心配される方も多いようです。

確かに薄毛は女性より男性に圧倒的に多く、薄毛の原因は男性ホルモンに含まれるテストステロンが変化したものです。

しかし、ここで注意して欲しいのは、テストステロン自体には薄毛を起こす作用はないという事です。

テストステロンや男性ホルモンが薄毛の原因になるなら、分泌量の多い若者の方が禿げやすいはずですが、実際はそうではないですよね。

テストステロンは5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)へと変化し、このジヒドロテストステロンが、男性型脱毛症(AGA)の原因となっているのです。

5αリダクターゼの分泌量は遺伝の影響が大きいと言われますが、テストステロン分泌の減少により、それを補う為にジヒドロテストステロンが増加するという説もありますので、テストステロンの増加はむしろ薄毛予防にも効果がある可能性があります。

男性ホルモン値を上げても直接薄毛には繋がりませんので安心してください。

 

 

 

男性ホルモンの減少を食い止めるには?

いよいよここからは男性ホルモン(アンドロゲン)値を上げ方法になります。

1.ストレスをためない

アンドロゲンを減少させる一番の原因はストレスです。

人間はストレスを感じると、防御反応のために一時的にアンドロゲンが分泌され、
ストレスでダンセイホルモンの働きにより毛深くなったり、脂性になったりという事もあります。

しかし、長い目で見るとストレスで副腎からのコルチゾール分泌に障害が起こり、徐々に性ホルモンの分泌が減少してしまうのです。

女性でもストレスによる卵巣や副腎の機能低下によるホルモン分泌の減少は更年期障害やPMSを引き起こす原因になります。

何事も「ストレスをためないことが大事」だとはよく言われますが、そう簡単にストレス回避出来るくらいだったら苦労しませんよね。

仕事、人間関係、お金。。。生きていくことはストレスが常について回るもので、大変です。

しかし自分の健康(命)の優先順位は何より高いはずです。

体や心を壊してしまうと、あらゆる状況で出来る事も狭まってきてしまいます。

体や心を蝕んでしまうようなしがらみだったら、思い切って捨ててしまうことも必要かもしれません。

また睡眠時間、食事、運動など、もし自分でコントロールできる範囲のものであれば積極的に改善していきましょう。

こういった普段の生活を改善するだけでも、ホルモン値はあがって行き、心がかなり強く元気になります。

2.睡眠を充分にとる。

睡眠不足はアンドロゲンの減少を加速させてしまい、更に成長ホルモン分泌の妨げにもなります。

ワシントン大学医療センターでの研究では、1週間の間 睡眠時間を毎日5時間にしたところ テストステロンの生成量が10~15%低下したという報告もありますから、
睡眠の質や充分な睡眠時間に個人差はありますが、1日6~8時間の睡眠時間は確保したいものです。

3.テストステロン値を上げる食品を摂る。

アンドロゲンの要であるテストステロン値を上げるにはたんぱく質をはじめ、各ビタミンや亜鉛などバランスよく栄養を充分に摂る事が大切ですが、中でも近年テストステロン値を上げるのに効果的な事が発見された食品に玉ねぎがあります。

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玉ねぎに含まれるタマネギアリイン(ソアリイン、シクロアリイン、メチイン)にテストステロンの低下抑制作用がある事が、2006年に東海大学によって発見されました。

その後静岡県立大学などの研究により、老化促進マウスにタマネギエキスを投与すると、血中テストステロン濃度が3.2倍増加し、更に生存率も高まったという結果が出たそうです。

玉ねぎは身近な食材でもあり、あらゆる料理に入れられますから積極的に食べていきたいですね。
他にもテストステロン値を上げる食材として、たんぱく質を多く含む赤身の肉や玉子、まめやるんでナッツ類、亜鉛を多く含む牡蠣などがあります。

 

4. 筋トレ

テストステロン値を手っ取り早く上げるのには運動が効果的です。

特に強度の高い筋トレは男性ホルモンだけでなく、若返りを促す成長ホルモンの分泌も高めます。

運動でも長距離ランニングなどのハードな持久力的運動は逆に男性ホルモンの分泌低下に繋がる事もありますので気をつけましょう。

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5.勝ちグセをつける

スポーツや仕事など、どの様な分野でも勝利を収めると男性ホルモン値は上昇します。

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常に勝ち続ける事によって男性ホルモンは上昇し続け、それにより更にヤル気な自信が生まれ、新たな成功や勝利を手にするという好循環が生まれます。

とは言え、常に勝ち続けるという事は勿論無理な話です。

どんな優れた能力を持っている人でも人生においてはどこかで必ず負けます。

多分チャレンジが多ければ多いほど、頻繁に負けるでしょう。

しかし、その事自体は問題ではありません。

要は自分が常に勝者であるという気分を持ち続けることです。

詰まるところ、「自信」というものは自分が持つか持たないかの違いでしかありません。

朝時間に起きる事が出来た、電車に遅れず乗る事が出来た、夕食後のデザートを我慢する事ができた、などの小さな成功を重ねて行き、それに注目して「自分は常に勝者なのだ」と思い込んでいるだけでも男性ホルモン値はグングン上昇し、自信に満ち溢れます。

勿論負けたり、失敗する事もたくさんあります。その時には反省もだいじですが、自分らしくないと思い、あまり気に留めないように免疫力を鍛えて行きましょう。

小さな事にクヨクヨする事は男性ホルモン値を低下させます。

謙虚さを忘れずとも、しかし同時に図太く生きたいものです。

 

テストステロン地を上げてエネルギッシュな男に!

 

 男性ホルモン(アンドロゲン)の値はアンチエイジング、やる気、精力に直結します。

「英雄色を好む」という言葉もあるように、男性ホルモン値が高く、女好きと言われるような人はやはり精力もあり仕事も出来る人が多いようです。

しかし 露骨なスケベオヤジというものは女性にもあまり好かれませんので(笑)紳士的な態度を忘れずに、それでいてエネルギッシュで若々しいアンドロゲン値の高い男を目指していきましょう!

男性ホルモン、LOH症候群についてはこちらの本が参考になります。

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