2017年にアメリカデューク大学の研究チームによる、老化を劇的に遅らせる事が出来る方法が
“Journals of Gerontology, Series A: Biological Sciences and Medical Sciences” 上で発表されました。
その方法とはカロリー制限です。
この研究以外でも、今までに米ウィスコンシン大学による猿での実験など、カロリー制限が老化防止になるという研究結果が数多く出ています。
デューク大学の研究電話は21~55才の男女220人(平均年齢38才)を、12%のカロリー制限をしたグループと、カロリー制限をしないグループの2グループに分け、2年後に生物学的年齢(肉体年齢)を調べたものです。
すると、カロリー制限をしなかったグループは、年齢が1才増えるごとに肉体年齢が0.71才増えていましたが、12%のカロリー制限をしたグループでは、年齢が1才増えるごとに肉体年齢は0.11才しか増えませんでした。
つまり、12%のカロリー制限をしただけで、なんと肉体年齢は実際の年齢の10分の1しか歳をとらなかったのです。
この研究ではその理由までは具体的に明かされていないようですが、摂取エネルギーの不足によって細胞の分裂や死が防がれ、体内での炎症レベルが下がったためなのではないかと推測されているようです。
また老化を抑制する機能を持つとされるタンパク質である「サーチュイン遺伝子」もカロリー制限によって活性化するとされています。
確かにカロリーの摂りすぎや肥満は生活習慣病など健康を害する要素が多いですが、それにしても、例えば芸能人でも年齢より若く見える人は皆スリムな印象がありますね。
カロリー制限は”簡単”か?
この記事のタイトルを「老化を劇的に遅らせる簡単な方法」と自分で書いといて申し訳ないのですが、「カロリー制限」は果たして簡単なのでしょうか?
確かに方法としては簡単です。
毎日の食事の量を減らせばよいだけですから。
でもそれが出来るのならあれだけダイエット関連商品が売れてないですよね。
「言うは易し行うは難し」です・・・
老化防止の食事の仕方のコツは夜はあまり食べない事。
血糖値を急にあげない事。
などが挙げられます。
しかし私自身、夕食はそれなりに結構好きなものを食べてしまいます。
その代わりに朝はリンゴ1個とバナナ1本くらいで、昼間はサラダチキンのみ、のような感じでかなり低カロリーにしています。
人それそれなので私のやり方が正しいとは言えませんが、私は朝と昼は小食でも(最初はちょっと辛かったですが)仕事や、活動しているので気が紛れるため、割と平気になりました。
午前中など凄くお腹が空いていても、食物繊維の多めの物やたんぱく質が多めの低カロリーなものを少し食べると意外と満足します。
食べた時には物足りなくても、少し時間がたつと満腹中枢が機能して割と平気になるのです。
むしろ昼はチャーハンやおにぎり、焼きそば炭水化物が多い食事を食べすぎると消化のために眠くなったり、血糖値の急激な上昇と低下によりだるくなったりして仕事の効率が落ちてしまいます。
星野リゾート代表の星野佳路氏も、昼食を食べると内蔵が疲れて仕事中眠くなってしまうので、夕食のみの1日一食にしているそうです。
40代でも歳より若く見える芸能人としてよく挙げられる、福山雅治さんやGACKTさんなども1日1食主義といいます。
そもそも中年太りをするというのは、若いころより基礎代謝が落ちて必要とするカロリーが減っているのにもかかわらず、必要より多く食べてしまう事から起こります。
人が生きていくのに必要な量以上に食べてしまうのは、人が原始時代に獲物が取れなかったり飢饉などで食べられなくなった時を想定して食べられるうちに出来るだけ食べなければという原始脳の名残であり、現代に住む我々は本当はそれほどお腹いっぱい食べなくてもいいのです。
むしろ糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病など、食べすぎによる弊害の方が多いといえるでしょう。
ここで老化防止のためにも、お茶碗を小さいものにするとか工夫して、少しづつ食事の量を特に炭水化物から減らしてみてはいかがでしょうか。
でも、なかなかそれが出来ないのは私もよくわかります。おいしいものを食べるのは楽しいですからね。
それを精神力や意志力だけでなんとかしようとするのは難しいですので、いろいろ工夫する必要があります。
それも踏まえ、このブログでは他の記事でダイエットのためのコツや方法も書いています。
私もこれらを実践してカロリー制限とダイエットに成功しました。
お役に立てれば嬉しいので、もしよかったら読んでみてください。
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