髪の毛の量が見た目の若さに与える影響は大きいですよね。
それだけに歳を重ねるごとに気になる抜け毛や薄毛。
「最近まずまず毛が薄くなった気がするなあ~(;´Д`)」と、ただなにもせずにひたすら悩んでいるよりは、日ごろからちょっとした事でも対策をして抜け毛を防ぎたいものです。
このブログでも育毛対策で効果がありそうなものや、実際自分で試して効果が感じられたものなどを今まで色々と探ってきましたが、そんな折「ハチミツの育毛効果」が最近注目されはじめているという事を聞き、自称「育毛研究家」(切実)としては、「これは詳細を探ってみなくてはいかん!」と思いましたので、早速ハチミツの毛髪への効果について調べてまとめてみました!
東京工科大学前田教授による発見
ハチミツは元来高い栄養素を含み古来より薬や滋養強壮の目的として使われてきましたが、髪にも良いと言われ始めたのは、東京工科大学の前田憲寿教授による研究の成果が大きいようです。
前田教授は医学博士ですが、過去にもほおずきの美白効果やトタロールのメラニン生成抑制効果などを発見しており、美容業界からも教授の研究は今大きな注目を集めています。
教授の2016年3月日本薬学会での研究成果の発表では、ハチミツに強い抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用があり、ハチミツを髪に塗ると紫外線による毛髪へのダメージを抑制するという事です。
ハチミツの抗酸化作用には髪そのものだけでなく、頭皮の活性酸素による炎症などのダメージにも効果があり、ハチミツによって健康な髪と頭皮を保つ効果が期待出来るそうです。
「よし!それなら髪のためにこれから毎日ハチミツを髪に塗ろう!」
と思ってしまうかもしれませんが、当然そのようなことをすれば髪はべたつき、甘い匂いがして虫もいっぱい寄ってきてしまうかもしれません(*_*)
そこで、ハチミツを水に溶かした「ハチミツ水」を作ります。
ある研究ではハチミツ90%、水10%を混ぜて「ハチミツ水」を作り、それを1日おきに4週間頭皮に塗った結果、抜け毛が改善したという結果が出たそうです。
実はハチミツの効果は思ったより強力で、0.01%の濃度でも髪への効果がみられたそうですので、濃度が10%のハチミツ水なら十分な効果が望めます。
また、洗髪の前にハチミツで頭皮マッサージをして、その後低刺激の石鹸シャンプーなどで洗い流すという方法も効果があるそうです。
最近ではハチミツの髪への効果が知られたこともあり、市販のハチミツ配合シャンプーもあります。
生はちみつ20%配合のシャンプー!【MY HONEY REMEDY】
私のように湯シャンを実行している方などは残念ながらこの方法は使えませんが、ハチミツの効果そのものは強いので、ハチミツを手に取って水で薄めて頭皮マッサージをした後お湯で洗い流すというようなやり方でも十分効果は期待できるでしょう。
しかしこれらの方法で一つ注意したいのは、アレルギーです。ハチミツに対してアレルギーがある人ですと、ハチミツによってかえって炎症を起こしてしまったりする場合もあります。
また、ハチミツに含まれる花粉でアレルギー症状が現れる事もありますので、頭皮や髪にハチミツをつける際にはあらかじめパッチテストを行ってください。
パッチテストはアレルギーを確かめる方法で、二の腕の内側にうすくハチミツを塗って自然乾燥させ、30分後と24時間後に皮膚の状態を見ます。
その後、腕の塗った部分にかぶれや炎症などの変化がみられなければ大丈夫です。
ちょっと面倒なようですが、安全のために全てのヘアカラーや化粧品なども使用前にパッチテストを行う事が推奨されています。
ハチミツには髪の毛の生成に必要な栄養分がてんこ盛り!
前述しましたように、ハチミツには抗酸化作用や抗炎症作用、抗菌作用などがありますが、それだけではなく髪の生成に必要な栄養を多く含んでおり、髪や頭皮に直接つけるのはもちろん、食べても育毛効果が期待出来ます。
ハチミツの髪に効く栄養素は新しい髪の生成を促す新陳代謝を促したり髪の毛の主成分となるタンパク質を合成させるビタミンB群。血行を促進して髪に栄養を行き渡らせるビタミンE、髪の細胞分裂や新陳代謝を促し育毛に書かせない亜鉛などがあります。
他にもハチミツには髪の毛にだけではなく、疲労回復効果、二日酔いの予防・解消、動脈硬化の予防、抗酸化作用による老化の防止、口内炎の治療など様々な健康効果があり、塗って良し食べて良しのスーパーフードですので是非生活の中に取り入れていきたい食品です。
ハチミツの選び方
では、育毛や健康のためのハチミツはどのようなものを選べばよいでしょうか。
ちゃんとしたハチミツならどれでもある程度効果は期待できそうですが、残念ながら市販のハチミツには品質の差がかなりあるようです。
はちみつは純度が高い方が当然栄養価や抗酸化作用は高く、最も純度が高いのは純粋ハチミツです。
その中でも特に、ニュージーランドでしか獲れない採れない「マヌカハニー」は強い抗酸化力と高い栄養価で人気があります。
マヌカハニーには強い抗酸化力による育毛、アンチエイジングに高い効果が期待できます。
このようにハチミツは高い栄養価と抗酸化力で育毛やアンチエイジングの強い味方となってくれます。
同時にハチミツは甘く、糖分が多い事を心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、ハチミツのカロリーは砂糖が100gあたり384kcaあるのに対して はちみつは294kcalと低カロリー。
またGI値も低いので血糖値の上昇も緩やかで、糖尿病や、老化の原因となるいAGEなどの心配もありません。
それでいながら糖の重要な役割である脳への栄養補給に優れ、疲労回復にも効果があります。
ハチミツはこのように甘味料としても理想的な食材だといえるでしょう。
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